この章では、制作会社への営業先を探し、リストとして管理する方法を学びます。
営業は、思いついた会社に一度だけ送って終わりではありません。
どこに送ったか、どんな反応だったか、次にいつ確認するかを管理すると、改善しやすくなります。
営業先リストを作る理由
制作会社への営業では、複数の会社に連絡することがあります。
その時にリストがないと、次のような問題が起きます。
- 同じ会社に何度も送ってしまう
- どこに送ったか忘れる
- 返信が来た会社を管理できない
- 相性のよい会社がわからない
- 営業文の改善ができない
営業先リストは、営業活動を整理するための作業台です。
スプレッドシートやNotionなど、使いやすいツールで作れば十分です。
営業先の探し方
制作会社は、検索やSNSから探せます。
たとえば、次のようなキーワードで探します。
- 地域名 Web制作会社
- 地域名 ホームページ制作
- WordPress 制作会社
- 採用サイト 制作会社
- LP制作会社
- Web制作 パートナー募集
- コーディング 外注 募集
制作会社のサイトだけでなく、SNSや採用ページ、パートナー募集ページも確認します。
「外部パートナー募集」「協力会社募集」「フリーランス募集」と書かれている場合は、営業先として相性がよい可能性があります。
相性のよい会社を見分ける
すべての制作会社が、自分に合うわけではありません。
営業先を探す時は、相性も見ます。
確認したい項目は次の通りです。
- 制作実績の種類
- コーポレートサイトが多いか
- LPが多いか
- WordPress案件が多いか
- 採用サイトが多いか
- デザイン重視か
- 更新運用まで対応しているか
- 外部パートナー募集があるか
- 自分の対応範囲と合っているか
たとえば、自分がWordPress実装を得意にしたいなら、WordPress案件が多そうな制作会社を優先できます。
LPコーディングが得意なら、LP制作実績が多い会社を探します。
リストに入れる項目
営業先リストには、次のような項目を入れます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 営業先の会社名 |
| URL | 公式サイト |
| 連絡先 | 問い合わせフォーム、メール、SNS |
| 得意領域 | コーポレート、LP、採用、WordPressなど |
| パートナー募集 | 募集ページの有無 |
| 送付日 | 営業文を送った日 |
| 返信 | 返信あり、なし、面談など |
| メモ | 反応、気づいたこと、次回対応 |
最初から完璧なリストにしなくて大丈夫です。
営業しながら必要な項目を足していきます。
営業先リストの例
営業先リストは、次のように作れます。
会社名:
株式会社サンプル
URL:
https://example.com/
得意領域:
コーポレートサイト、採用サイト、WordPress
連絡先:
問い合わせフォーム
パートナー募集:
あり
送付日:
2026/05/25
返信:
未返信
メモ:
WordPress案件が多そう。コーディングパートナーとして相性あり。スプレッドシートなら、1社1行で管理すると見やすくなります。
送付状況を管理する
営業文を送ったら、送付日と反応を記録します。
返信がないことも多いので、返信なしも記録します。
記録しておくと、次のような改善ができます。
- 件名を変える
- 営業文を短くする
- ポートフォリオの見せ方を変える
- 営業先の種類を変える
- 送る時間帯を変える
営業は、1通ごとに一喜一憂するより、全体で改善していく方が続けやすくなります。
返信が来た会社を優先する
返信が来た会社は、優先して丁寧に対応します。
すぐ案件につながらなくても、相手が興味を持ってくれた可能性があります。
返信が来たら、次の情報を整理します。
- 何に興味を持ってくれたか
- 面談が必要か
- 追加で送る資料はあるか
- 稼働条件を確認されたか
- 単価感を確認されたか
- いつ頃案件がありそうか
返信が来た会社は、今後の候補として関係を残しておきます。
無理に合わない会社へ送らない
営業先は多ければよいわけではありません。
自分の対応範囲と合わない会社に送っても、案件につながりにくくなります。
たとえば、システム開発中心の会社に、静的コーディングだけで営業しても、相性が合わない場合があります。
逆に、コーポレートサイトやLP制作が多い会社なら、HTML/CSSコーディングの需要があるかもしれません。
営業先は、数だけでなく相性も見ます。
この章のまとめ
- 制作会社営業では、営業先リストを作ると送付状況や反応を管理しやすい
- 検索、SNS、パートナー募集ページから営業先を探せる
- 自分の対応範囲と制作会社の得意領域が合うかを見る
- 会社名、URL、連絡先、得意領域、送付日、返信状況を記録する
- 営業は、反応を見ながら文面や見せ方を改善していく