この章では、テクニカルSEOの基本を学びます。
テクニカルSEOとは、検索エンジンがページを見つけ、理解し、適切に扱いやすくするための技術的な整備です。
Web制作者が関わることが多い領域です。
title
title は、ページのタイトルを示す重要な要素です。
検索結果やブラウザタブに表示されることがあります。
titleでは、ページ内容が具体的に伝わるようにします。
<title>料金プラン | Web制作入門室</title>確認したい項目は次の通りです。
- ページ内容が伝わるか
- サイト内で重複していないか
- 長すぎないか
- キーワードを不自然に詰め込んでいないか
- サイト名が入っているか
titleは、検索する人がクリックするか判断する材料にもなります。
description
description は、ページの概要を伝えるメタ情報です。
検索結果のスニペットに使われることがありますが、必ずそのまま表示されるとは限りません。
<meta name="description" content="Web制作の料金プランと、制作範囲ごとの費用の考え方を紹介します。">descriptionでは、ページに何が書かれているかを簡潔に伝えます。
クリックを煽るより、内容との一致を大切にします。
見出し構造
見出しは、ページの構造を伝えます。
h1、h2、h3 などを、意味に合わせて使います。
見出し構造が整理されていると、検索エンジンにもユーザーにも内容が伝わりやすくなります。
確認したい項目は次の通りです。
h1がページの主題になっているかh2が大きなセクションになっているかh3がh2の下位項目になっているか- 見た目のためだけに見出しタグを使っていないか
- 見出しだけでページの流れがわかるか
見出しは、デザインだけでなく情報構造です。
URL
URLは、ページの場所を示します。
わかりやすく、短く、内容と合っているURLにすると管理しやすくなります。
たとえば、サービスページなら次のようなURLが考えられます。
/service/
/price/
/works/
/contact/意味のない長いURLや、内容と合わないURLは避けます。
サイト公開後にURLを変える場合は、リダイレクトも考える必要があります。
canonical
canonical は、同じような内容のページが複数ある時に、正規のURLを示すために使います。
<link rel="canonical" href="https://example.com/service/">たとえば、URLの末尾の違いやパラメータ付きURLで同じ内容が見える場合、どのURLを代表にするかを示します。
すべてのサイトで複雑な設定が必要なわけではありません。
ただし、重複URLがある場合は確認します。
robots
robots設定は、検索エンジンにクロールやインデックスの扱いを伝えるために使います。
代表的なものに、robots.txt と robots メタタグがあります。
<meta name="robots" content="noindex">noindex は、検索結果に出したくないページに使います。
ただし、本番サイトに誤って noindex が残ると検索に出なくなるため注意が必要です。
sitemap
sitemapは、サイト内のURLを検索エンジンへ伝えるためのファイルです。
代表的なのはXMLサイトマップです。
https://example.com/sitemap.xmlサイトマップがあると、検索エンジンがページを見つける手助けになります。
ただし、サイトマップを送れば必ず検索結果に出るわけではありません。
ページ自体が公開され、クロールできる状態であることも必要です。
構造化データ
構造化データは、ページの情報を検索エンジンが理解しやすい形で伝えるためのデータです。
たとえば、FAQ、パンくず、記事、店舗情報などで使われることがあります。
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "BreadcrumbList"
}
</script>構造化データは、検索結果の見え方に影響することがあります。
ただし、ページ内容と一致しない構造化データを入れてはいけません。
技術SEOチェックリスト
公開前後に、次の項目を確認します。
この章のまとめ
- テクニカルSEOは、検索エンジンがページを見つけて理解しやすくする技術的な整備
- title、description、見出し構造、URLは基本項目
- canonical、robots、sitemapは、検索エンジンへの伝え方に関係する
- noindexの残し忘れは公開時によくある重大なミス
- 次の章では、検索意図に合うコンテンツSEOを学ぶ