04. テクニカルSEO

この章では、テクニカルSEOの基本を学びます。

テクニカルSEOとは、検索エンジンがページを見つけ、理解し、適切に扱いやすくするための技術的な整備です。

Web制作者が関わることが多い領域です。

title

title は、ページのタイトルを示す重要な要素です。

検索結果やブラウザタブに表示されることがあります。

titleでは、ページ内容が具体的に伝わるようにします。

titleの例
<title>料金プラン | Web制作入門室</title>

確認したい項目は次の通りです。

  • ページ内容が伝わるか
  • サイト内で重複していないか
  • 長すぎないか
  • キーワードを不自然に詰め込んでいないか
  • サイト名が入っているか

titleは、検索する人がクリックするか判断する材料にもなります。

description

description は、ページの概要を伝えるメタ情報です。

検索結果のスニペットに使われることがありますが、必ずそのまま表示されるとは限りません。

descriptionの例
<meta name="description" content="Web制作の料金プランと、制作範囲ごとの費用の考え方を紹介します。">

descriptionでは、ページに何が書かれているかを簡潔に伝えます。

クリックを煽るより、内容との一致を大切にします。

見出し構造

見出しは、ページの構造を伝えます。

h1h2h3 などを、意味に合わせて使います。

見出し構造が整理されていると、検索エンジンにもユーザーにも内容が伝わりやすくなります。

確認したい項目は次の通りです。

  • h1 がページの主題になっているか
  • h2 が大きなセクションになっているか
  • h3h2 の下位項目になっているか
  • 見た目のためだけに見出しタグを使っていないか
  • 見出しだけでページの流れがわかるか

見出しは、デザインだけでなく情報構造です。

URL

URLは、ページの場所を示します。

わかりやすく、短く、内容と合っているURLにすると管理しやすくなります。

たとえば、サービスページなら次のようなURLが考えられます。

URLの例
/service/
/price/
/works/
/contact/

意味のない長いURLや、内容と合わないURLは避けます。

サイト公開後にURLを変える場合は、リダイレクトも考える必要があります。

canonical

canonical は、同じような内容のページが複数ある時に、正規のURLを示すために使います。

canonicalの例
<link rel="canonical" href="https://example.com/service/">

たとえば、URLの末尾の違いやパラメータ付きURLで同じ内容が見える場合、どのURLを代表にするかを示します。

すべてのサイトで複雑な設定が必要なわけではありません。

ただし、重複URLがある場合は確認します。

robots

robots設定は、検索エンジンにクロールやインデックスの扱いを伝えるために使います。

代表的なものに、robots.txtrobots メタタグがあります。

noindexの例
<meta name="robots" content="noindex">

noindex は、検索結果に出したくないページに使います。

ただし、本番サイトに誤って noindex が残ると検索に出なくなるため注意が必要です。

sitemap

sitemapは、サイト内のURLを検索エンジンへ伝えるためのファイルです。

代表的なのはXMLサイトマップです。

sitemapの例
https://example.com/sitemap.xml

サイトマップがあると、検索エンジンがページを見つける手助けになります。

ただし、サイトマップを送れば必ず検索結果に出るわけではありません。

ページ自体が公開され、クロールできる状態であることも必要です。

構造化データ

構造化データは、ページの情報を検索エンジンが理解しやすい形で伝えるためのデータです。

たとえば、FAQ、パンくず、記事、店舗情報などで使われることがあります。

構造化データのイメージ
<script type="application/ld+json">
{
  "@context": "https://schema.org",
  "@type": "BreadcrumbList"
}
</script>

構造化データは、検索結果の見え方に影響することがあります。

ただし、ページ内容と一致しない構造化データを入れてはいけません。

技術SEOチェックリスト

公開前後に、次の項目を確認します。

この章のまとめ

  • テクニカルSEOは、検索エンジンがページを見つけて理解しやすくする技術的な整備
  • title、description、見出し構造、URLは基本項目
  • canonical、robots、sitemapは、検索エンジンへの伝え方に関係する
  • noindexの残し忘れは公開時によくある重大なミス
  • 次の章では、検索意図に合うコンテンツSEOを学ぶ