11. GA4の基本

この章では、GA4の基本を学びます。

GA4は、Google Analytics 4の略で、Webサイトやアプリの利用状況を見るためのツールです。

サイトに訪れた人が、どこから来て、どのページを見て、どんな行動をしたかを確認できます。

GA4でわかること

GA4では、次のようなことを確認できます。

  • どれくらいの人が訪れたか
  • どこから来たか
  • どのページが見られたか
  • どのくらい滞在したか
  • どんなイベントが発生したか
  • 問い合わせや購入につながったか
  • スマホとPCの違い

GA4は数字を見るツールですが、数字だけで完結するものではありません。

数字を見て、改善の仮説を立てるために使います。

ユーザーとセッション

GA4では、ユーザーとセッションという考え方があります。

ユーザーは、サイトを訪れた人の数に近い考え方です。

セッションは、訪問のまとまりです。

同じ人が朝と夜に訪れた場合、ユーザーは1でもセッションは複数になることがあります。

指標意味
ユーザーサイトを訪れた人
セッション訪問のまとまり
表示回数ページが表示された回数

細かな定義はツール側の仕様がありますが、まずは「人」と「訪問のまとまり」を分けて考えます。

イベント

GA4では、多くの行動をイベントとして扱います。

たとえば、ページ表示、クリック、スクロール、フォーム送信などです。

計測設定によって、見られるイベントは変わります。

よく見るイベントには、次のようなものがあります。

  • page_view
  • scroll
  • click
  • file_download
  • form_submit
  • generate_lead

問い合わせ送信や資料請求など、重要な行動はイベントとして計測できるようにします。

キーイベント

GA4では、特に重要なイベントをキーイベントとして扱います。

以前はコンバージョンと呼ばれていた考え方に近いものです。

たとえば、次のような行動をキーイベントにできます。

  • 問い合わせ完了
  • 予約完了
  • 資料請求完了
  • 商品購入
  • 会員登録

サイトの目的に合わせて、何をキーイベントにするか決めます。

流入を見る

GA4では、ユーザーがどこから来たかを確認できます。

たとえば、次のような流入があります。

  • 自然検索
  • 広告
  • SNS
  • 参照サイト
  • 直接アクセス
  • メール

流入元を見ることで、どの経路から人が来ているかがわかります。

ただし、流入数が多いだけで良いとは限りません。

コンバージョンにつながっているかも見ます。

ページを見る

どのページが見られているかも確認します。

見るべきポイントは次の通りです。

  • よく見られているページ
  • 入口になっているページ
  • コンバージョンにつながるページ
  • 離脱が多いページ
  • スマホで見られているページ

ページごとの役割を考えながら数字を見ます。

たとえば、サービスページの閲覧は多いのに問い合わせが少ない場合、CTAやフォーム導線に問題があるかもしれません。

GA4で最初に見るもの

最初からすべてのレポートを見る必要はありません。

まずは、次の項目を確認します。

数字を見る時は、前月や前年と比べると変化がわかりやすくなります。

注意点

GA4の数字は、完全な答えではありません。

計測設定、Cookie同意、ブラウザ制限、社内アクセスなどの影響を受けることがあります。

そのため、数字を絶対視しすぎず、傾向を見るために使います。

改善の判断では、GA4だけでなく、Search Console、ヒートマップ、実際のページ確認も合わせます。

この章のまとめ

  • GA4は、サイト内のユーザー行動を見るためのツール
  • ユーザー、セッション、表示回数、イベント、キーイベントを理解する
  • 流入元とページごとの動きを見ると改善点を探しやすい
  • 最初は、全体、流入、ページ、デバイス、キーイベントを見る
  • 次の章では、検索結果での見え方を確認するSearch Consoleを学ぶ