09. EFO

この章では、EFOを学びます。

EFOは、Entry Form Optimizationの略で、入力フォーム最適化のことです。

問い合わせや予約につながるフォームで、入力しづらさや不安を減らし、送信しやすくするための改善です。

EFOとは

EFOは、フォームの離脱を減らす取り組みです。

ページを読んでフォームまで進んだ人でも、入力が面倒だったり、不安が残ったりすると送信せずに離脱します。

EFOでは、次のような項目を改善します。

  • 入力項目数
  • ラベル
  • 必須表示
  • 入力例
  • エラー表示
  • 送信ボタン
  • 確認画面
  • スマホ入力
  • プライバシー表記

フォームは、サイトの成果に直結する重要な場所です。

入力項目を減らす

フォーム項目が多いほど、入力の負担は増えます。

本当に必要な項目だけに絞ります。

たとえば、初回問い合わせで次の情報がすべて必要かを確認します。

  • 会社名
  • 部署名
  • 役職
  • 住所
  • 電話番号
  • 希望予算
  • 希望納期
  • 問い合わせ内容

営業や対応に必要な情報はあります。

ただし、最初の問い合わせで必須にしすぎると、送信前に離脱されることがあります。

ラベルと必須表示

入力欄には、ラベルを付けます。

何を入力すればよいかがわかるようにします。

必須項目と任意項目も明確にします。

ラベルの例
お名前 必須
メールアドレス 必須
電話番号 任意
お問い合わせ内容 必須

プレースホルダーだけに頼ると、入力中に項目名が見えなくなることがあります。

ラベルは入力欄の外に表示するのが基本です。

入力例

入力形式がわかりにくい項目には、入力例を付けます。

たとえば、次のような項目です。

  • 電話番号
  • 郵便番号
  • 日付
  • 予算
  • URL
入力例
メールアドレス: sample@example.com
電話番号: 090-1234-5678
希望予算: 30万円〜50万円

入力例があると、迷いが減ります。

エラー表示

フォームでエラーが出た時は、何を直せばよいかを具体的に伝えます。

よくない例は、「入力内容に誤りがあります」だけで終わる表示です。

どの項目に、どんな誤りがあるかがわかるようにします。

エラー表示の例
メールアドレスを入力してください。
メールアドレスの形式で入力してください。
お問い合わせ内容を入力してください。

色だけでなく、テキストでも伝えます。

送信ボタン

送信ボタンは、フォームの最後の行動です。

押すと何が起きるかがわかる文言にします。

たとえば、次のような文言です。

  • 問い合わせを送信する
  • 予約内容を送信する
  • 無料相談を申し込む
  • 資料を請求する

「送信」だけでも意味は通じますが、具体的な行動が伝わる文言の方が安心感があります。

確認画面

フォームによっては、送信前に確認画面を挟むことがあります。

確認画面があると、入力内容を見直せます。

ただし、確認画面が1ステップ増えることで離脱が増える場合もあります。

確認画面を使うかどうかは、フォームの内容や重要度によって判断します。

重要な申し込みや予約では確認画面があると安心です。

簡単な問い合わせでは、確認画面なしで送信後に完了画面を出す方がスムーズな場合もあります。

スマホ入力

フォームはスマホで入力されることが多いです。

スマホでは、次のことを確認します。

  • 入力欄が押しやすいか
  • ラベルが見やすいか
  • キーボードの種類が適切か
  • エラー文が見切れていないか
  • 送信ボタンが押しやすいか
  • 項目が多すぎないか

メールアドレス入力では、メール用のキーボードが出るようにするなど、HTMLの属性も関係します。

不安を減らす

フォーム送信前には、ユーザーの不安を減らします。

たとえば、次のような情報があると安心につながります。

  • 返信目安
  • しつこい営業をしないこと
  • 個人情報の扱い
  • 相談だけでもよいこと
  • 必要な準備物

フォームの近くに、短く補足を置くとよい場合があります。

この章のまとめ

  • EFOは、フォームの離脱を減らすための改善
  • 入力項目は、本当に必要なものに絞る
  • ラベル、必須表示、入力例、エラー表示をわかりやすくする
  • スマホで入力しやすいかを必ず確認する
  • 次の章では、サイト全体の成果改善であるCROを学ぶ