この章では、CROを学びます。
CROは、Conversion Rate Optimizationの略で、コンバージョン率最適化のことです。
問い合わせ、予約、購入、資料請求など、サイトの目的達成率を改善する考え方です。
コンバージョンとは
コンバージョンとは、サイト上で達成したい行動のことです。
サイトによって、コンバージョンは違います。
たとえば、次のようなものです。
- 問い合わせ送信
- 予約完了
- 資料請求
- 商品購入
- 会員登録
- 採用応募
- 電話タップ
- LINE登録
まず、何をコンバージョンとするかを決めます。
目的が曖昧だと、何を改善すべきかも曖昧になります。
コンバージョン率
コンバージョン率は、訪問者のうち、どのくらいがコンバージョンしたかを示す割合です。
たとえば、100人がページを見て、5人が問い合わせした場合、コンバージョン率は5%です。
コンバージョン数 ÷ 訪問数 × 100ただし、数字だけを見て良い悪いを決めるのは危険です。
業種、流入元、ページの目的、価格帯によって、自然な水準は変わります。
CROとLPO・EFOの関係
CROは、サイト全体の成果改善です。
LPOやEFOは、その中の具体的な改善領域として考えられます。
| 用語 | 改善する場所 |
|---|---|
| LPO | ランディングページ |
| EFO | フォーム |
| CRO | コンバージョンに関わる全体 |
たとえば、問い合わせ数を増やしたい場合、LPの訴求だけでなく、フォームの入力負担、CTAの位置、信頼要素、料金の見せ方も関係します。
CROでは、全体の流れを見ます。
改善の流れ
CROでは、次の流れで考えます。
- 目的を決める
- 現状の数字を見る
- 問題を見つける
- 仮説を立てる
- 改善施策を決める
- 実施する
- 結果を確認する
感覚だけで「ボタンを赤くする」のではなく、なぜ改善するのかを考えます。
たとえば、「CTAまで到達しているがフォーム送信が少ない」なら、フォームの不安や入力負担を疑います。
よくある改善ポイント
CROでよく見る改善ポイントは次の通りです。
- ファーストビューの訴求
- CTAの位置と文言
- 料金やプランの見せ方
- 実績や口コミの追加
- よくある質問の追加
- フォーム項目の削減
- スマホ表示の改善
- 表示速度の改善
- 不安を減らす補足
- 導線の整理
何を改善するかは、サイトの目的と現状によって変わります。
流入元で分けて見る
コンバージョンは、流入元によって変わります。
たとえば、検索から来た人、広告から来た人、SNSから来た人では、温度感が違います。
確認したい流入元は次の通りです。
- 自然検索
- 広告
- SNS
- 参照サイト
- 直接アクセス
- メール
広告から来た人はLPの訴求と広告文の一致が重要です。
検索から来た人は、検索意図とページ内容の一致が重要です。
数字だけで判断しない
CROでは数字を見ますが、数字だけでは理由まではわかりません。
たとえば、フォーム送信が少ない理由は複数考えられます。
- そもそもページ内容が弱い
- CTAが見つからない
- フォーム項目が多い
- 料金がわからず不安
- スマホで入力しづらい
- 流入しているユーザーが合っていない
数字から問題の場所を見つけ、ページ内容やユーザー行動を見て仮説を立てます。
この章のまとめ
- CROは、問い合わせや予約などのコンバージョン率を改善する考え方
- LPOやEFOは、CROに含まれる具体的な改善領域として考えられる
- 改善は、目的、数字、問題、仮説、施策、確認の流れで進める
- 流入元によってユーザーの状態が違うため、分けて見ることが大切
- 次の章では、サイト内の行動を見るGA4の基本を学ぶ