10. CRO

この章では、CROを学びます。

CROは、Conversion Rate Optimizationの略で、コンバージョン率最適化のことです。

問い合わせ、予約、購入、資料請求など、サイトの目的達成率を改善する考え方です。

コンバージョンとは

コンバージョンとは、サイト上で達成したい行動のことです。

サイトによって、コンバージョンは違います。

たとえば、次のようなものです。

  • 問い合わせ送信
  • 予約完了
  • 資料請求
  • 商品購入
  • 会員登録
  • 採用応募
  • 電話タップ
  • LINE登録

まず、何をコンバージョンとするかを決めます。

目的が曖昧だと、何を改善すべきかも曖昧になります。

コンバージョン率

コンバージョン率は、訪問者のうち、どのくらいがコンバージョンしたかを示す割合です。

たとえば、100人がページを見て、5人が問い合わせした場合、コンバージョン率は5%です。

コンバージョン率
コンバージョン数 ÷ 訪問数 × 100

ただし、数字だけを見て良い悪いを決めるのは危険です。

業種、流入元、ページの目的、価格帯によって、自然な水準は変わります。

CROとLPO・EFOの関係

CROは、サイト全体の成果改善です。

LPOやEFOは、その中の具体的な改善領域として考えられます。

用語改善する場所
LPOランディングページ
EFOフォーム
CROコンバージョンに関わる全体

たとえば、問い合わせ数を増やしたい場合、LPの訴求だけでなく、フォームの入力負担、CTAの位置、信頼要素、料金の見せ方も関係します。

CROでは、全体の流れを見ます。

改善の流れ

CROでは、次の流れで考えます。

  1. 目的を決める
  2. 現状の数字を見る
  3. 問題を見つける
  4. 仮説を立てる
  5. 改善施策を決める
  6. 実施する
  7. 結果を確認する

感覚だけで「ボタンを赤くする」のではなく、なぜ改善するのかを考えます。

たとえば、「CTAまで到達しているがフォーム送信が少ない」なら、フォームの不安や入力負担を疑います。

よくある改善ポイント

CROでよく見る改善ポイントは次の通りです。

  • ファーストビューの訴求
  • CTAの位置と文言
  • 料金やプランの見せ方
  • 実績や口コミの追加
  • よくある質問の追加
  • フォーム項目の削減
  • スマホ表示の改善
  • 表示速度の改善
  • 不安を減らす補足
  • 導線の整理

何を改善するかは、サイトの目的と現状によって変わります。

流入元で分けて見る

コンバージョンは、流入元によって変わります。

たとえば、検索から来た人、広告から来た人、SNSから来た人では、温度感が違います。

確認したい流入元は次の通りです。

  • 自然検索
  • 広告
  • SNS
  • 参照サイト
  • 直接アクセス
  • メール

広告から来た人はLPの訴求と広告文の一致が重要です。

検索から来た人は、検索意図とページ内容の一致が重要です。

数字だけで判断しない

CROでは数字を見ますが、数字だけでは理由まではわかりません。

たとえば、フォーム送信が少ない理由は複数考えられます。

  • そもそもページ内容が弱い
  • CTAが見つからない
  • フォーム項目が多い
  • 料金がわからず不安
  • スマホで入力しづらい
  • 流入しているユーザーが合っていない

数字から問題の場所を見つけ、ページ内容やユーザー行動を見て仮説を立てます。

この章のまとめ

  • CROは、問い合わせや予約などのコンバージョン率を改善する考え方
  • LPOやEFOは、CROに含まれる具体的な改善領域として考えられる
  • 改善は、目的、数字、問題、仮説、施策、確認の流れで進める
  • 流入元によってユーザーの状態が違うため、分けて見ることが大切
  • 次の章では、サイト内の行動を見るGA4の基本を学ぶ