02. Webサイトは公開して終わりではない

この章では、Webサイト公開後に必要になる運用の全体像を学びます。

Webサイトは、完成して公開した瞬間がゴールではありません。

公開後に情報を更新し、検索で見つけてもらい、問い合わせや予約につながるように改善していく必要があります。

公開後に起きること

Webサイトを公開すると、実際のユーザーが見始めます。

公開前には気づかなかった問題が出ることもあります。

たとえば、次のようなことです。

  • 検索に表示されない
  • タイトルや説明文が検索結果で弱い
  • スマホで読みづらい
  • 問い合わせが少ない
  • フォームで離脱されている
  • 店舗情報が古い
  • 表示速度が遅い
  • 画像が重い
  • 更新担当者が使い方に迷う

公開後は、こうした問題を見つけて改善していきます。

更新

運用の基本は、情報を正しく保つことです。

古い情報が残っていると、信頼感が下がります。

更新が必要になりやすい情報は次の通りです。

  • お知らせ
  • 営業時間
  • 料金
  • サービス内容
  • 実績
  • 採用情報
  • スタッフ情報
  • イベント情報
  • キャンペーン

特に、店舗やサービスサイトでは、営業時間や料金が古いとユーザーに迷惑がかかります。

更新しやすい設計にしておくことも大切です。

計測

運用改善では、数字を見ます。

数字を見ることで、どのページが見られているか、どこから流入しているか、問い合わせにつながっているかを確認できます。

よく使うツールは次の通りです。

  • GA4
  • Search Console
  • ヒートマップツール
  • フォーム送信ログ
  • 広告管理画面
  • Googleビジネスプロフィール

すべてを最初から細かく見る必要はありません。

まずは、目的に関係する数字から見ます。

改善

計測した数字をもとに、改善します。

改善には、次のようなものがあります。

  • titleを見直す
  • ページの見出しを整理する
  • CTAボタンを見つけやすくする
  • フォーム項目を減らす
  • ファーストビューの訴求を変える
  • 画像を軽くする
  • よくある質問を追加する
  • 実績や口コミを追加する
  • 内部リンクを増やす

改善は、感覚だけで決めるのではなく、問題と仮説をもとに行います。

検索対応

検索で見つけてもらうためには、SEOの基本を押さえる必要があります。

SEOでは、検索エンジンにページの内容を理解してもらい、ユーザーに役立つページを作ることが大切です。

制作側では、次のような点を確認します。

  • title
  • description
  • 見出し構造
  • URL
  • 内部リンク
  • sitemap
  • robots
  • canonical
  • 表示速度
  • モバイル対応

検索順位を必ず上げる裏技ではなく、ページの内容を正しく伝えるための基本整備として考えます。

問い合わせ改善

サイトの目的が問い合わせや予約なら、問い合わせまでの流れを改善します。

たとえば、次のような問題があります。

  • ボタンが見つけにくい
  • 何を問い合わせればよいかわからない
  • フォーム項目が多い
  • エラーがわかりにくい
  • 料金や流れが不明で不安が残る
  • スマホで入力しづらい

問い合わせ改善では、LPO、EFO、CROの考え方が関係します。

ページを見た人が迷わず次へ進めるようにします。

運用体制

運用改善では、誰が何を担当するかも大切です。

たとえば、次のように分けます。

項目担当例
お知らせ更新クライアント
技術的な修正制作者
SEO改善提案制作者またはマーケター
レポート確認制作者とクライアント
写真や原稿クライアント

担当が曖昧だと、更新されないまま放置されることがあります。

公開時に、運用範囲も確認しておきます。

この章のまとめ

  • Webサイトは公開後に、更新、計測、改善が必要になる
  • 公開後には、検索、表示速度、問い合わせ、フォーム、情報更新の問題が見えてくる
  • GA4、Search Console、ヒートマップなどを使って状況を確認する
  • 改善は、数字と仮説をもとに進める
  • 次の章では、検索で見つけてもらうためのSEOの基本を学ぶ