04. ワイヤーフレーム

この章では、ワイヤーフレームの考え方を学びます。

ワイヤーフレームは、色や細かな装飾を入れる前に、情報の配置を整理するためのものです。

いきなり完成デザインを作るのではなく、まずページの骨組みを作ることで、情報の流れや導線を確認しやすくなります。

ワイヤーフレームとは

ワイヤーフレームとは、Webページの配置を簡単に示した設計図です。

見出し、本文、画像、ボタン、ナビゲーションなどを、どこに置くかを整理します。

この段階では、次のような細かい装飾はまだ決めません。

  • 正確な色
  • 細かな影
  • イラストの雰囲気
  • アイコンの形
  • アニメーション
  • 装飾的な背景

まずは、ページの構成と情報の優先順位を確認します。

なぜワイヤーフレームを作るのか

ワイヤーフレームを作る理由は、見た目を作る前に情報の流れを確認するためです。

いきなりデザインを作ると、色や画像に意識が向きすぎて、情報の順番や導線の問題に気づきにくくなります。

ワイヤーフレームでは、次のことを確認します。

  • 必要な情報が入っているか
  • 情報の順番が自然か
  • セクションの役割が明確か
  • ボタンやリンクの位置が自然か
  • 重要な情報が埋もれていないか
  • PCとスマホで見せ方に無理がないか

装飾前に確認することで、後から大きく作り直すリスクを減らせます。

ワイヤーフレームに入れるもの

ワイヤーフレームには、ページに必要な要素を配置します。

たとえば、次のようなものです。

  • ヘッダー
  • ナビゲーション
  • メインビジュアル
  • 見出し
  • 本文
  • 画像
  • ボタン
  • カード
  • フォーム
  • フッター

実際の文章をすべて入れる必要はありません。

ただし、見出しやボタン文言など、重要なテキストは仮でも入れておくと確認しやすくなります。

テキスト量を想定する

ワイヤーフレームでは、テキスト量もある程度想定します。

本文が1行なのか、3行なのか、10行なのかで、レイアウトは変わります。

仮テキストだけで作ると、実際の文章を入れた時に崩れることがあります。

次のような点を確認します。

  • 見出しが長くなっても入るか
  • カードの本文量が増えても崩れないか
  • ボタン文言が長くなっても問題ないか
  • スマホで文章が詰まりすぎないか
  • 画像とテキストの高さが不自然にならないか

テキスト量は、デザインと実装の両方に影響します。

PCとスマホを分けて考える

ワイヤーフレームでは、PCだけでなくスマホも考えます。

PCで横並びにしている要素は、スマホでは縦に並ぶことが多いです。

ただし、単純に左から右の順番を縦にするだけでよいとは限りません。

スマホでは、次のことを確認します。

  • 重要な情報が上に来ているか
  • ボタンが押しやすいか
  • 画像が大きすぎないか
  • セクション間の余白が広すぎないか
  • ナビゲーションが使いやすいか
  • フォーム入力がしやすいか

スマホで見た時に、読み進める流れが自然かを確認します。

ラフで十分

ワイヤーフレームは、最初からきれいに作る必要はありません。

手書きでも、Figmaでも、テキストだけでも構いません。

大切なのは、情報の配置と流れを確認できることです。

たとえば、次のような簡単なメモでも始められます。

ワイヤーフレームのメモ例
ヘッダー
- ロゴ
- ナビ
- 予約ボタン

ファーストビュー
- キャッチコピー
- 説明文
- メイン画像
- 予約ボタン

特徴
- 見出し
- 3つのカード

メニュー
- 料金表
- 詳細ページへのリンク

アクセス
- 地図
- 営業時間
- 住所

最初は、ざっくりした配置で問題ありません。

目的に合っているか確認する

ワイヤーフレームを作ったら、ページの目的に合っているか確認します。

たとえば、予約してもらうことが目的なら、予約導線が見つけやすいかを確認します。

サービス内容を理解してもらうことが目的なら、説明の順番が自然かを確認します。

確認したい項目は次の通りです。

  • 最初に何のページかわかるか
  • 重要な情報が上にあるか
  • セクションの順番が自然か
  • ボタンの位置が自然か
  • 不安を減らす情報が入っているか
  • 読み終わった後の行動が明確か

よくある失敗

ワイヤーフレームでよくある失敗は、次の通りです。

  • いきなり色や画像にこだわりすぎる
  • PCだけ作ってスマホを考えていない
  • ボタンの位置が目的と合っていない
  • 情報が多すぎて優先順位がない
  • 実際のテキスト量を想定していない
  • セクションごとの役割が曖昧

ワイヤーフレームは、完成デザインではありません。

情報を整理するための途中段階として使います。

この章のまとめ

  • ワイヤーフレームは、装飾前に情報の配置を整理する設計図
  • 見出し、本文、画像、ボタン、フォームなどの位置を確認する
  • PCだけでなくスマホでの流れも考える
  • テキスト量やボタン文言の長さも想定する
  • 次の章では、配置を整えるためのレイアウトの基本を学ぶ