10. ボタン・リンク・フォーム

この章では、ボタン、リンク、フォームの基本を学びます。

Webページは、読むだけでなく操作されます。

操作できる要素がわかりにくいと、見た人は次に何をすればよいか迷ってしまいます。

操作できることを伝える

ボタンやリンクは、操作できることが見た目で伝わる必要があります。

たとえば、ボタンなら、背景色、枠線、余白、ホバー状態などでクリックできることを伝えます。

リンクなら、本文と区別できる色や下線が必要です。

確認したい項目は次の通りです。

  • どこがクリックできるかわかるか
  • ボタンとただの装飾が区別できるか
  • リンクが本文に埋もれていないか
  • スマホで押しやすい大きさか
  • ホバーやフォーカスの状態があるか

操作できる場所がわかることは、使いやすさの基本です。

ボタンの役割

ボタンは、行動を促すための要素です。

たとえば、次のような行動です。

  • 問い合わせする
  • 予約する
  • 資料をダウンロードする
  • 詳細を見る
  • 購入する
  • 送信する

ボタンは、ページの目的とつながっている必要があります。

目立つボタンをたくさん置くのではなく、どの行動を優先するかを決めます。

ボタンの見た目

ボタンの見た目では、次のことを確認します。

  • 文字が読みやすいか
  • 内側余白が十分か
  • 背景色と文字色のコントラストがあるか
  • 幅が広すぎないか
  • 高さが押しやすいか
  • 角丸や影のルールが統一されているか
  • 他のボタンと役割が区別できるか

主ボタンと補助ボタンを分けることもあります。

たとえば、「問い合わせ」は強い色のボタン、「詳しく見る」は枠線だけのボタンにするような使い分けです。

ボタン文言

ボタン文言は、押すと何が起きるかがわかる言葉にします。

たとえば、「送信」だけよりも、「問い合わせを送信する」の方がわかりやすい場合があります。

文言の例です。

  • 詳しく見る
  • 料金を見る
  • 予約する
  • 無料相談する
  • 資料をダウンロードする
  • お問い合わせする

ボタン文言は、短く、具体的にします。

「こちら」だけだと、何が起きるかわかりにくいことがあります。

リンクの見せ方

リンクは、クリックできることが伝わる必要があります。

本文中のリンクは、本文と区別できる色や下線を使うとわかりやすくなります。

ただし、色だけに頼ると見分けにくい場合があります。

重要なリンクでは、下線やアイコンも検討します。

確認したい項目は次の通りです。

  • 本文とリンクが区別できるか
  • ホバー時の変化があるか
  • 訪問済みリンクが必要か
  • 外部リンクだとわかる必要があるか
  • クリック範囲が狭すぎないか

リンクは、見た目を控えめにしすぎると見落とされます。

フォームの役割

フォームは、ユーザーが情報を入力する場所です。

問い合わせ、予約、資料請求、会員登録などで使います。

フォームが使いづらいと、ページの目的達成に大きく影響します。

フォームでは、次のことを考えます。

  • 何を入力すればよいかわかるか
  • 必須項目がわかるか
  • 入力欄が押しやすいか
  • エラーがわかりやすいか
  • 送信前に不安がないか
  • スマホで入力しやすいか

フォームは、見た目以上に使いやすさが重要です。

ラベルとプレースホルダー

フォームでは、入力欄にラベルを付けます。

ラベルは、その入力欄が何の項目かを示すテキストです。

プレースホルダーは、入力欄の中に薄く表示される補助テキストです。

プレースホルダーだけに頼ると、入力中に項目名が見えなくなることがあります。

基本的には、ラベルを表示したうえで、必要ならプレースホルダーで補足します。

要素役割
ラベル入力項目名を伝える
プレースホルダー入力例や補足を伝える
補足文入力ルールや注意点を伝える

エラー表示

フォームでは、エラー表示も大切です。

入力ミスがあった時に、何が間違っているか、どう直せばよいかがわかる必要があります。

エラー表示では、次のことを確認します。

  • どの項目にエラーがあるかわかるか
  • エラー理由が具体的か
  • 色だけでなくテキストでも伝えているか
  • エラー後に入力欄へ戻りやすいか
  • スマホでエラー文が見切れないか

「エラーです」だけではなく、「メールアドレスの形式で入力してください」のように書くとわかりやすくなります。

状態変化

ボタン、リンク、フォームには状態があります。

たとえば、次のような状態です。

  • 通常
  • ホバー
  • フォーカス
  • 押下中
  • 無効
  • エラー
  • 完了

状態変化があると、操作していることが伝わりやすくなります。

特に、キーボード操作時のフォーカス表示は消さないようにします。

この章のまとめ

  • ボタンやリンクは、操作できることが見た目で伝わる必要がある
  • ボタン文言は、押すと何が起きるかがわかる言葉にする
  • フォームでは、ラベル、必須表示、補足、エラー表示が重要
  • 色だけに頼らず、テキストや状態変化でも情報を伝える
  • 次の章では、UIパーツをバラバラにしない一貫性を学ぶ