15. デザインチェックと改善

この章では、デザインチェックと改善の方法を学びます。

デザインは、最初から完璧に作るものではありません。

一度作ったあとに、余白、文字、色、画像、導線、スマホ表示を確認し、少しずつ整えていきます。

チェックの目的

デザインチェックの目的は、感覚的に良い悪いを決めることではありません。

見やすさ、伝わりやすさ、使いやすさに問題がないか確認することです。

チェックでは、次のような視点を持ちます。

  • 情報の順番は自然か
  • 重要な情報が目立っているか
  • 余白がそろっているか
  • 文字が読みやすいか
  • 色を使いすぎていないか
  • 画像が内容に合っているか
  • ボタンが見つけやすいか
  • スマホで使いやすいか

見た目の好みだけでなく、目的に合っているかを確認します。

余白をチェックする

まず、余白を確認します。

余白の不揃いは、素人っぽく見える原因になりやすいです。

確認したい項目は次の通りです。

  • セクション間の余白がそろっているか
  • 見出しの上と下の余白が自然か
  • カード内の余白が窮屈ではないか
  • ボタン周りに余裕があるか
  • スマホで左右余白が狭すぎないか
  • 同じ役割のパーツで余白がばらついていないか

余白のチェックでは、画面を少し引いて全体を見ると気づきやすくなります。

文字をチェックする

次に、文字を確認します。

文字が読みづらいと、どれだけ見た目が整っていても情報は伝わりません。

確認したい項目は次の通りです。

  • 本文が小さすぎないか
  • 行間が狭すぎないか
  • 見出しが大きすぎないか
  • 見出し階層がわかるか
  • 太字が多すぎないか
  • 1行が長すぎないか
  • ボタン文言がわかりやすいか

文字は、読み始めた時に負担が少ないかを確認します。

色をチェックする

色は、増えすぎていないかを確認します。

色が多すぎると、ページ全体のまとまりが弱くなります。

確認したい項目は次の通りです。

  • ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーの役割があるか
  • 目立たせたい場所が明確か
  • ボタンが他の要素に埋もれていないか
  • 文字と背景のコントラストがあるか
  • リンクが本文と区別できるか
  • 注意やエラーの色がわかりやすいか

すべてを目立たせようとすると、何も目立たなくなります。

重要な導線に色の力を集中させます。

画像をチェックする

画像は、内容に合っているかを確認します。

雰囲気だけで選んだ画像は、ページの目的とずれることがあります。

確認したい項目は次の通りです。

  • 画像が内容を補っているか
  • 実際の商品や場所が伝わるか
  • 画像が粗くないか
  • トリミングが不自然ではないか
  • 一覧の画像比率がそろっているか
  • 画像の上の文字が読めるか
  • 素材感が強すぎないか

画像は存在感が強いため、違和感があるとページ全体の印象に影響します。

導線をチェックする

導線は、ページの目的に直結します。

問い合わせ、予約、資料請求、詳細ページへの移動など、次の行動がわかりやすいか確認します。

確認したい項目は次の通りです。

  • 主要なボタンが見つけやすいか
  • ボタン文言が具体的か
  • ページ下部にも導線があるか
  • リンクが見落とされないか
  • 複数の行動がありすぎないか
  • 重要度に応じてボタンの強弱があるか

導線が弱いと、せっかく読まれても次の行動につながりにくくなります。

スマホでチェックする

デザインは、PCだけでなくスマホでも確認します。

スマホでは、PCで気づかなかった問題が見つかることがあります。

確認したい項目は次の通りです。

  • 見出しが大きすぎないか
  • 本文が読みやすいか
  • ボタンが押しやすいか
  • 画像が見切れていないか
  • 横スクロールが発生していないか
  • セクション間が間延びしていないか
  • メニューが使いやすいか

できれば、実機でスクロールしながら確認します。

改善の進め方

改善する時は、一度に全部直そうとしなくて大丈夫です。

まず、大きな問題から直します。

おすすめの順番は次の通りです。

  1. 情報の順番
  2. レイアウト
  3. 余白
  4. 文字
  5. 画像
  6. UIの状態
  7. 細かな装飾

装飾を細かく直す前に、情報とレイアウトを整えます。

土台が崩れていると、細部を直しても効果が出にくくなります。

この章のまとめ

  • デザインチェックは、見やすさ、伝わりやすさ、使いやすさを確認する作業
  • 余白、文字、色、画像、導線、スマホ表示を順番に見る
  • すべてを目立たせず、重要な情報と行動を明確にする
  • 改善は、情報の順番やレイアウトなど大きな部分から進める
  • 次の章では、小さなサイトを題材にデザインの流れを通して確認する