06. 余白の使い方

この章では、余白の使い方を学びます。

余白は、Webデザインでとても重要です。

余白が整うと、情報のまとまりがわかりやすくなり、読みやすくなり、ページ全体に落ち着きが出ます。

余白の役割

余白は、何もない空間ではありません。

情報を読みやすくするための大事な要素です。

余白には、次のような役割があります。

  • 情報のまとまりを作る
  • 重要な情報を目立たせる
  • 読みやすさを作る
  • 窮屈な印象を減らす
  • セクションの切り替わりを伝える
  • 操作しやすさを作る

余白がないページは、情報が詰まって見えます。

逆に、余白が大きすぎると、情報のつながりがわかりにくくなることがあります。

近いものは関連して見える

余白を考える時は、近いものは関連して見えるという性質を意識します。

見出しと本文が近ければ、同じまとまりとして見えます。

カード同士の間隔が広すぎると、別々の情報に見えます。

セクション間の余白が狭すぎると、どこから次の内容かわかりにくくなります。

余白は、情報の関係性を伝えます。

セクション間の余白

セクション間の余白は、ページの大きな区切りを作ります。

セクションとは、ページ内の大きなまとまりです。

たとえば、次のようなものです。

  • ファーストビュー
  • 特徴
  • サービス内容
  • 実績
  • 料金
  • よくある質問
  • お問い合わせ

セクション間の余白がしっかりあると、内容の切り替わりがわかりやすくなります。

ただし、毎回大きく空けすぎると、ページが間延びします。

内容の重さに合わせて、余白の大きさを決めます。

見出し周りの余白

見出しの上下の余白も重要です。

見出しは、その下に続く内容のタイトルです。

そのため、見出しと下の本文は近く、前の内容とは少し離れている方が自然です。

たとえば、次のような考え方です。

  • 見出しの上は広めに空ける
  • 見出しの下は本文と近づける
  • 同じ階層の見出しは余白ルールをそろえる

見出しの上下が同じ余白だと、どちらの内容に属しているのかわかりにくくなることがあります。

本文周りの余白

本文は、読みやすさを優先します。

本文同士の行間や段落間が詰まりすぎていると、読む負担が増えます。

確認したい項目は次の通りです。

  • 行間が狭すぎないか
  • 段落間が詰まりすぎていないか
  • リストの項目間が読みやすいか
  • 本文幅が広すぎないか
  • スマホで左右余白が狭すぎないか

本文は、装飾よりも読みやすさが大切です。

カード内の余白

カード内の余白は、情報の見やすさに影響します。

カードの内側に余白がないと、文字や画像が窮屈に見えます。

カード内では、次の余白を確認します。

  • カードの内側の余白
  • 画像と見出しの間
  • 見出しと本文の間
  • 本文とボタンの間
  • カード同士の間隔

カードが複数並ぶ場合は、カード内の余白ルールをそろえます。

同じ一覧の中で余白がばらばらだと、統一感がなくなります。

ボタン周りの余白

ボタンは、クリックやタップされる要素です。

そのため、ボタン自体の内側余白と、周囲の余白を考えます。

確認したい項目は次の通りです。

  • ボタンの文字が窮屈ではないか
  • 横幅に余裕があるか
  • 高さが押しやすいか
  • 近くのテキストと詰まりすぎていないか
  • 複数ボタンの間隔が適切か

スマホでは、指で押しやすい大きさも必要です。

ボタンは見た目だけでなく、操作しやすさも考えます。

余白のルールを決める

余白は、毎回感覚だけで決めるとばらつきやすくなります。

そのため、ある程度ルールを決めます。

たとえば、次のような考え方です。

  • 小さい余白: 8px
  • 中くらいの余白: 16px
  • 大きい余白: 32px
  • セクション間: 64px

実際の数値はサイトによって変わります。

大切なのは、余白に一貫性を持たせることです。

よくある失敗

余白でよくある失敗は、次の通りです。

  • セクション間が狭く、内容の切り替わりがわからない
  • 見出しと前の内容が近すぎる
  • カード内の文字が窮屈
  • ボタンと本文が詰まりすぎている
  • 余白が場所ごとにばらばら
  • スマホで左右余白が狭すぎる
  • 余白を空けすぎて情報が散らばる

余白は、大きければよいわけではありません。

情報の関係性に合わせて調整します。

この章のまとめ

  • 余白は、情報のまとまりと読みやすさを作る重要な要素
  • 近いものは関連して見えるため、余白で情報の関係性を伝える
  • 見出しの上は広め、下は本文と近めにすると流れがわかりやすい
  • カードやボタンでは、内側と周囲の余白を確認する
  • 次の章では、文字サイズ、行間、太さなど文字のデザインを学ぶ