10. 公開前後のチェックリスト

この章では、Webサイト公開前後のチェック項目を学びます。

公開作業は、細かい確認が多く、慌てると抜け漏れが起きやすいです。事前にチェックリスト化しておくと、公開当日の不安を減らせます。

公開前に確認すること

公開前には、制作物だけでなく、契約や設定情報も確認します。

  • ドメイン管理画面に入れるか
  • サーバー管理画面に入れるか
  • DNS管理場所がわかっているか
  • 既存メールの利用状況を確認したか
  • SSL設定ができるか
  • 公開日時が決まっているか
  • 切り戻し方法を考えているか
  • 既存サイトのバックアップを取ったか

特にリニューアル公開では、既存サイトとメールに影響がないかを確認します。

表示確認

公開前後に、ページの表示を確認します。

  • トップページ
  • 主要な下層ページ
  • お問い合わせページ
  • 404ページ
  • スマホ表示
  • タブレット表示
  • PC表示

トップページだけでなく、下層ページやフォームページも確認します。

CSS・JavaScript・画像

見た目や動きに関係するファイルも確認します。

  • CSSが読み込まれているか
  • JavaScriptが動いているか
  • 画像が表示されているか
  • PDFやダウンロードファイルが開けるか
  • フォントが読み込まれているか
  • Consoleにエラーがないか
  • Networkタブで404がないか

特に本番環境では、パス指定やキャッシュの影響でローカルと違う表示になることがあります。

フォーム送信

フォームがある場合は、必ず送信テストをします。

確認すること:

  • 入力チェックが動くか
  • 送信できるか
  • 完了画面が表示されるか
  • 管理者に通知メールが届くか
  • 自動返信メールが届くか
  • 迷惑メールに入っていないか
  • 個人情報が不要にメール本文へ含まれていないか

HTTPSとリダイレクト

公開後は、HTTPSとURL統一を確認します。

次のようなURLを実際に開きます。

確認するURL例
http://example.com/
https://example.com/
http://www.example.com/
https://www.example.com/

正式URLへリダイレクトされるか、SSLエラーが出ないかを確認します。

mixed contentがないかも確認します。

OGPとfavicon

SNSで共有される可能性があるサイトでは、OGPも確認します。

確認すること:

  • OGPタイトル
  • OGP説明文
  • OGP画像
  • favicon
  • apple-touch-icon

OGP画像が古いまま表示される場合は、SNS側のキャッシュが関係することがあります。

robots.txtとsitemap.xml

検索エンジン向けの設定も確認します。

  • robots.txt が意図通りか
  • sitemap.xml が生成されているか
  • テスト環境の noindex が残っていないか
  • 本番URLが正しいか

テスト環境で検索避けしていた設定が本番に残ると、検索結果に出にくくなることがあります。

Google Search Console

公開後は、Google Search Consoleの設定も確認します。

確認すること:

  • 所有権確認ができているか
  • sitemap.xmlを送信したか
  • 正式URLで登録しているか
  • インデックス状況を確認できるか

すぐに検索結果へ反映されるわけではありませんが、公開後の確認に役立ちます。

アクセス解析

アクセス解析を使う場合は、計測タグが正しく入っているか確認します。

ただし、この講座ではアクセス解析の詳しい設定までは扱いません。

確認すること:

  • 計測タグが本番に入っているか
  • テスト環境の設定が残っていないか
  • クライアントのアカウントで管理されているか

公開当日の流れ

公開当日は、作業の流れを決めておきます。

  1. 事前バックアップを確認する
  2. 公開作業を行う
  3. DNSやサーバー設定を変更する
  4. HTTPSを確認する
  5. 主要ページを確認する
  6. フォーム送信を確認する
  7. 404やConsoleエラーを確認する
  8. クライアントへ確認依頼する

この章のまとめ

  • 公開作業は、事前にチェックリスト化しておくと安全
  • 表示確認は、トップページだけでなく下層ページやスマホも見る
  • フォームは、完了画面だけでなくメール受信まで確認する
  • HTTPS、リダイレクト、OGP、favicon、robots.txt、sitemap.xmlも確認する
  • 公開当日は、作業と確認の流れを決めてから進める