06. テーマの種類とこの講座の方針

この章では、WordPressテーマの種類と、この講座でクラシックテーマを中心にする理由を整理します。

WordPressには、ブロックテーマとクラシックテーマがあります。

どちらか一方だけを覚えればよいというより、違いを理解して案件に合わせて判断することが大切です。

テーマとは

テーマは、WordPressサイトの公開画面を作る仕組みです。

投稿や固定ページに保存された内容を、どのテンプレートで、どのようなHTMLとして出力するかを決めます。

テーマによって、次のようなものが変わります。

  • レイアウト
  • 文字
  • ヘッダー
  • フッター
  • 投稿一覧
  • 投稿詳細
  • 固定ページ
  • 404ページ

テーマは見た目だけでなく、表示構造にも関わります。

クラシックテーマ

クラシックテーマは、PHPベースのテンプレートで作るWordPressテーマです。

index.phpsingle.phppage.phpfunctions.phpなどのファイルを使います。

HTML/CSSで作った静的サイトをWordPress化する流れを理解しやすいのが特徴です。

この講座では、クラシックテーマ制作を中心に進めます。

理由は次の通りです。

  • HTML/CSSの知識と接続しやすい
  • テンプレート階層を理解しやすい
  • オリジナルデザインを実装しやすい
  • 管理画面で更新する範囲を制御しやすい
  • Web制作案件で今も使われる場面が多い

ブロックテーマ

ブロックテーマは、サイト全体をブロックやサイトエディターで編集することを前提にしたテーマです。

HTMLベースのテンプレート、テンプレートパーツ、theme.json、サイトエディターなどを使います。

ブロックテーマでは、ヘッダーやフッター、テンプレートも管理画面から編集できる範囲が広がります。

ただし、自由度が高い分、運用設計や編集権限の考え方も重要になります。

この講座では、ブロックテーマの制作手順は扱いません。

何ができるのか、クラシックテーマと何が違うのか、実務でどう判断するかを説明する範囲にします。

ハイブリッド的な考え方

実務では、クラシックテーマを使いながらブロックエディターの機能を活かす構成があります。

たとえば、テーマ全体はクラシックテーマで作り、投稿本文や一部の固定ページはブロックエディターで編集できるようにします。

さらに、よく使うCTAや2カラムレイアウトをブロックパターンとして用意できます。

この講座では、このような考え方を重視します。

テーマの骨格はクラシックテーマで作り、編集しやすい部分にブロックエディターやパターンを使います。

この講座で扱う範囲

扱うこと:

  • クラシックテーマ制作
  • テンプレート階層
  • The Loop
  • functions.php
  • 投稿一覧、固定ページ、アーカイブ
  • カスタム投稿タイプ
  • カスタムフィールド
  • クラシックテーマ上でのブロックエディター
  • プラグインで登録するブロックパターン

扱わないこと:

  • ブロックテーマ制作の詳細
  • サイトエディター中心の制作フロー
  • theme.jsonの網羅的な設計
  • Reactを使ったカスタムブロック開発

この章のまとめ

  • WordPressテーマには、クラシックテーマとブロックテーマがある
  • クラシックテーマは、PHPテンプレートを中心に作るテーマ
  • ブロックテーマは、サイトエディターやtheme.jsonを中心にしたテーマ
  • この講座では、クラシックテーマ制作を中心に学ぶ
  • ブロックエディターやブロックパターンは、クラシックテーマと組み合わせて扱う