この章では、WordPressテーマの種類と、この講座でクラシックテーマを中心にする理由を整理します。
WordPressには、ブロックテーマとクラシックテーマがあります。
どちらか一方だけを覚えればよいというより、違いを理解して案件に合わせて判断することが大切です。
テーマとは
テーマは、WordPressサイトの公開画面を作る仕組みです。
投稿や固定ページに保存された内容を、どのテンプレートで、どのようなHTMLとして出力するかを決めます。
テーマによって、次のようなものが変わります。
- レイアウト
- 色
- 文字
- ヘッダー
- フッター
- 投稿一覧
- 投稿詳細
- 固定ページ
- 404ページ
テーマは見た目だけでなく、表示構造にも関わります。
クラシックテーマ
クラシックテーマは、PHPベースのテンプレートで作るWordPressテーマです。
index.php、single.php、page.php、functions.phpなどのファイルを使います。
HTML/CSSで作った静的サイトをWordPress化する流れを理解しやすいのが特徴です。
この講座では、クラシックテーマ制作を中心に進めます。
理由は次の通りです。
- HTML/CSSの知識と接続しやすい
- テンプレート階層を理解しやすい
- オリジナルデザインを実装しやすい
- 管理画面で更新する範囲を制御しやすい
- Web制作案件で今も使われる場面が多い
ブロックテーマ
ブロックテーマは、サイト全体をブロックやサイトエディターで編集することを前提にしたテーマです。
HTMLベースのテンプレート、テンプレートパーツ、theme.json、サイトエディターなどを使います。
ブロックテーマでは、ヘッダーやフッター、テンプレートも管理画面から編集できる範囲が広がります。
ただし、自由度が高い分、運用設計や編集権限の考え方も重要になります。
この講座では、ブロックテーマの制作手順は扱いません。
何ができるのか、クラシックテーマと何が違うのか、実務でどう判断するかを説明する範囲にします。
ハイブリッド的な考え方
実務では、クラシックテーマを使いながらブロックエディターの機能を活かす構成があります。
たとえば、テーマ全体はクラシックテーマで作り、投稿本文や一部の固定ページはブロックエディターで編集できるようにします。
さらに、よく使うCTAや2カラムレイアウトをブロックパターンとして用意できます。
この講座では、このような考え方を重視します。
テーマの骨格はクラシックテーマで作り、編集しやすい部分にブロックエディターやパターンを使います。
この講座で扱う範囲
扱うこと:
- クラシックテーマ制作
- テンプレート階層
- The Loop
functions.php- 投稿一覧、固定ページ、アーカイブ
- カスタム投稿タイプ
- カスタムフィールド
- クラシックテーマ上でのブロックエディター
- プラグインで登録するブロックパターン
扱わないこと:
- ブロックテーマ制作の詳細
- サイトエディター中心の制作フロー
theme.jsonの網羅的な設計- Reactを使ったカスタムブロック開発
この章のまとめ
- WordPressテーマには、クラシックテーマとブロックテーマがある
- クラシックテーマは、PHPテンプレートを中心に作るテーマ
- ブロックテーマは、サイトエディターや
theme.jsonを中心にしたテーマ - この講座では、クラシックテーマ制作を中心に学ぶ
- ブロックエディターやブロックパターンは、クラシックテーマと組み合わせて扱う