19. SEO・表示速度・セキュリティの基本

この章では、WordPressサイトで最低限意識したいSEO、表示速度、セキュリティの基本を学びます。

専門的に深掘りすると広い分野ですが、Web制作では最低限の確認項目を押さえておく必要があります。

SEOの基本

WordPressサイトでも、HTMLの基本は重要です。

確認したい項目は次の通りです。

  • ページタイトルが適切か
  • descriptionが設定されているか
  • 見出し構造が自然か
  • URLがわかりやすいか
  • 画像の代替テキストが適切か
  • サイトマップが用意されているか
  • noindexが不要なページに付いていないか

SEOプラグインを入れても、基本の構造が崩れていると効果を出しにくくなります。

テーマ側でも、見出しや本文構造を丁寧に作ります。

noindexの注意

制作中やテスト環境では、検索エンジンに登録されないようにnoindexにすることがあります。

しかし、本番公開時に解除し忘れると、検索結果に出にくくなります。

公開前には、検索エンジンでの表示設定やSEOプラグインの設定を確認します。

表示速度

WordPressサイトは、テーマ、プラグイン、画像、サーバー設定によって表示速度が変わります。

まず確認したいことは次の通りです。

  • 画像が重すぎないか
  • 不要なプラグインがないか
  • 不要なCSSやJavaScriptを読み込んでいないか
  • キャッシュを使う必要があるか
  • サーバー性能が極端に低くないか

画像の最適化は、制作者がすぐに改善しやすいポイントです。

アップロード前にサイズを調整し、必要に応じてWebPなども検討します。

キャッシュ

キャッシュは、表示速度を改善するために使われます。

ただし、制作中や更新直後には、古い表示が残って混乱することがあります。

キャッシュには、次のような種類があります。

  • ブラウザキャッシュ
  • サーバーキャッシュ
  • プラグインのキャッシュ
  • CDNのキャッシュ

「修正したのに反映されない」と言われた時は、キャッシュの影響も確認します。

セキュリティの基本

WordPressは多くのサイトで使われているため、セキュリティ対策が重要です。

最低限意識したいことは次の通りです。

  • WordPress本体を更新する
  • テーマを更新する
  • プラグインを更新する
  • 不要なプラグインを削除する
  • 強いパスワードを使う
  • 不要なユーザーを削除する
  • 管理者権限を必要以上に渡さない
  • 定期的にバックアップを取る

高度な対策は専門領域ですが、基本の更新とバックアップは避けられません。

ユーザー管理

管理者アカウントは強い権限を持っています。

クライアントや運用担当者にアカウントを渡す時は、必要な権限にします。

たとえば、投稿更新だけなら編集者権限で足りる場合があります。

使っていないアカウントや退職者のアカウントは、放置しないようにします。

バックアップ

WordPressでは、ファイルとデータベースの両方をバックアップします。

バックアップ対象は次の通りです。

  • WordPress本体
  • テーマ
  • プラグイン
  • アップロード画像
  • データベース

更新作業や移行作業の前には、バックアップを取ります。

バックアップは取るだけでなく、必要な時に復元できるかも重要です。

この章のまとめ

  • WordPressでも、title、description、見出し、URL、画像altなどの基本が重要
  • 公開前にはnoindex解除を確認する
  • 表示速度では、画像、プラグイン、CSS/JS、キャッシュを確認する
  • セキュリティでは、本体、テーマ、プラグインの更新が基本
  • バックアップは、ファイルとデータベースの両方を対象にする