この章では、WordPressサイトで最低限意識したいSEO、表示速度、セキュリティの基本を学びます。
専門的に深掘りすると広い分野ですが、Web制作では最低限の確認項目を押さえておく必要があります。
SEOの基本
WordPressサイトでも、HTMLの基本は重要です。
確認したい項目は次の通りです。
- ページタイトルが適切か
- descriptionが設定されているか
- 見出し構造が自然か
- URLがわかりやすいか
- 画像の代替テキストが適切か
- サイトマップが用意されているか
- noindexが不要なページに付いていないか
SEOプラグインを入れても、基本の構造が崩れていると効果を出しにくくなります。
テーマ側でも、見出しや本文構造を丁寧に作ります。
noindexの注意
制作中やテスト環境では、検索エンジンに登録されないようにnoindexにすることがあります。
しかし、本番公開時に解除し忘れると、検索結果に出にくくなります。
公開前には、検索エンジンでの表示設定やSEOプラグインの設定を確認します。
表示速度
WordPressサイトは、テーマ、プラグイン、画像、サーバー設定によって表示速度が変わります。
まず確認したいことは次の通りです。
- 画像が重すぎないか
- 不要なプラグインがないか
- 不要なCSSやJavaScriptを読み込んでいないか
- キャッシュを使う必要があるか
- サーバー性能が極端に低くないか
画像の最適化は、制作者がすぐに改善しやすいポイントです。
アップロード前にサイズを調整し、必要に応じてWebPなども検討します。
キャッシュ
キャッシュは、表示速度を改善するために使われます。
ただし、制作中や更新直後には、古い表示が残って混乱することがあります。
キャッシュには、次のような種類があります。
- ブラウザキャッシュ
- サーバーキャッシュ
- プラグインのキャッシュ
- CDNのキャッシュ
「修正したのに反映されない」と言われた時は、キャッシュの影響も確認します。
セキュリティの基本
WordPressは多くのサイトで使われているため、セキュリティ対策が重要です。
最低限意識したいことは次の通りです。
- WordPress本体を更新する
- テーマを更新する
- プラグインを更新する
- 不要なプラグインを削除する
- 強いパスワードを使う
- 不要なユーザーを削除する
- 管理者権限を必要以上に渡さない
- 定期的にバックアップを取る
高度な対策は専門領域ですが、基本の更新とバックアップは避けられません。
ユーザー管理
管理者アカウントは強い権限を持っています。
クライアントや運用担当者にアカウントを渡す時は、必要な権限にします。
たとえば、投稿更新だけなら編集者権限で足りる場合があります。
使っていないアカウントや退職者のアカウントは、放置しないようにします。
バックアップ
WordPressでは、ファイルとデータベースの両方をバックアップします。
バックアップ対象は次の通りです。
- WordPress本体
- テーマ
- プラグイン
- アップロード画像
- データベース
更新作業や移行作業の前には、バックアップを取ります。
バックアップは取るだけでなく、必要な時に復元できるかも重要です。
この章のまとめ
- WordPressでも、title、description、見出し、URL、画像altなどの基本が重要
- 公開前にはnoindex解除を確認する
- 表示速度では、画像、プラグイン、CSS/JS、キャッシュを確認する
- セキュリティでは、本体、テーマ、プラグインの更新が基本
- バックアップは、ファイルとデータベースの両方を対象にする