01. はじめに

WordPress 完全講座へようこそ。

この講座では、Web制作で使うWordPressの基本、管理画面、クラシックテーマ制作、ブロックエディター、ブロックパターン、公開・運用までを学びます。

WordPressは、HTML/CSSで作った静的サイトとは違い、管理画面から投稿やページを更新できます。

そのため、クライアントが自分でお知らせを更新したいサイト、実績を追加したいサイト、ブログを運用したいサイトなどでよく使われます。

この講座の方針

この講座では、クラシックテーマの作り方を中心に解説します。

ブロックテーマは、現在のWordPressで重要なテーマ形式です。

ただし、この講座ではブロックテーマの制作手順は深掘りしません。

ブロックテーマについては、何ができるのか、クラシックテーマと何が違うのか、どのような時に検討するのかを説明する範囲に留めます。

一方で、ブロックエディター自体は実務で使うため、クラシックテーマと組み合わせる考え方を扱います。

特に、よく使うレイアウトをプラグインでブロックパターンとして登録する方法を学びます。

この講座の対象

この講座は、HTML/CSSの基礎を学んだ人や、静的サイトをWordPress化したい人を対象にしています。

たとえば、次のような人に向いています。

  • WordPressの管理画面は触ったことがある人
  • オリジナルテーマを作りたい人
  • クライアントが更新できるサイトを作りたい人
  • 投稿一覧やお知らせ詳細を作れるようになりたい人
  • ブロックエディターとテーマの関係を整理したい人
  • 公開後の更新やバックアップまで考えたい人

PHPの深い知識は最初から必要ありません。

ただし、テーマ制作では最低限のPHP、WordPress関数、条件分岐、ループを使います。

この講座では、必要なところから順番に説明します。

静的サイトとの違い

静的サイトは、HTMLファイルを直接編集してページを更新します。

WordPressでは、投稿や固定ページの内容はデータベースに保存され、テーマがその内容を読み込んでHTMLとして表示します。

役割を分けると、次のようになります。

種類主な役割
投稿・固定ページ管理画面で入力する内容
テーマ表示の構造と見た目
プラグイン追加機能
データベース入力した内容や設定の保存場所
メディア画像やPDFなどのファイル

WordPress制作では、どこをテーマで作り、どこを管理画面から更新できるようにするかを考えることが大切です。

他の講座とのつながり

WordPress講座は、他の講座ともつながっています。

HTML・CSS講座で学ぶ構造と見た目の知識は、テーマ制作の土台になります。

JavaScript講座で学ぶUI実装は、メニュー、タブ、アニメーション、フォーム補助などに使います。

ドメイン・サーバー講座で学ぶ公開やSSL、DNSの知識は、WordPressサイトを本番公開する時に必要です。

クライアントワーク講座で学ぶ要件整理や納品の考え方は、更新範囲や保守範囲を決める時に役立ちます。

学習の進め方

最初にWordPressの全体像と管理画面を学びます。

その後、投稿、固定ページ、ブロックエディター、テーマの種類を整理します。

中盤では、クラシックテーマのファイル構成、テンプレート階層、The Loop、functions.php、ヘッダー・フッター、固定ページ、投稿一覧を扱います。

後半では、カスタム投稿タイプ、カスタムフィールド、ブロックパターン、プラグイン、SEO、セキュリティ、公開、保守、トラブル対応へ進みます。

この章のまとめ

  • WordPressは、管理画面から更新できるWebサイトを作るためによく使われる
  • この講座では、クラシックテーマ制作を中心に学ぶ
  • ブロックテーマは、制作手順ではなく位置づけと違いを説明する
  • ブロックパターンは、プラグインで登録する方法を扱う
  • WordPress制作では、テーマ、投稿、プラグイン、データベースの役割を分けて考える