05. ブロックエディターの基本

この章では、WordPressのブロックエディターの基本を学びます。

この講座ではクラシックテーマ制作を中心にしますが、投稿や固定ページの本文編集ではブロックエディターを使います。

そのため、テーマ制作とブロックエディターの関係を理解しておくことが大切です。

ブロックエディターとは

ブロックエディターは、文章、画像、ボタン、カラムなどをブロック単位で配置する編集画面です。

以前のように大きな本文欄へ文章を入れるのではなく、段落、見出し、画像などを部品として扱います。

よく使うブロックは次の通りです。

  • 段落
  • 見出し
  • 画像
  • リスト
  • ボタン
  • カラム
  • グループ
  • テーブル
  • 埋め込み

ブロックを使うことで、管理画面からある程度レイアウトを作れます。

段落と見出し

文章の基本は段落ブロックと見出しブロックです。

見出しは、見た目ではなく構造で使います。

固定ページの本文内でも、h2h3の階層が自然になるようにします。

テーマ側でページタイトルをh1として出す場合、本文中の最初の大見出しはh2から始めることが多いです。

画像と代替テキスト

画像ブロックでは、画像だけでなく代替テキストも設定します。

代替テキストは、画像が表示されない時やスクリーンリーダーで使われます。

クライアントが更新する場合でも、画像の代替テキストの考え方を伝えておくと、サイトの品質を保ちやすくなります。

カラムとグループ

カラムブロックやグループブロックを使うと、ある程度のレイアウトを管理画面上で作れます。

ただし、自由に使いすぎると、デザインが崩れたり、ページごとに見た目がばらついたりします。

実務では、次のように考えます。

  • 自由入力させる範囲を決める
  • 使ってよいブロックを整理する
  • よく使うレイアウトはパターン化する
  • デザイン固定部分はテーマ側で作る

ブロックエディターの自由度は便利ですが、運用しやすさとのバランスが必要です。

ボタンブロック

ボタンブロックは、問い合わせ導線や資料請求リンクなどによく使います。

ただし、ボタンの色や余白を編集者が毎回自由に変えると、サイト全体の統一感が崩れます。

テーマ側やエディター設定で見た目を整えるか、ブロックパターンとしてあらかじめ用意しておくと運用しやすくなります。

テーマ側のCSSとの関係

ブロックエディターで入力した内容は、公開画面ではテーマのCSSの影響を受けます。

たとえば、段落、見出し、画像、リスト、テーブルの余白や文字サイズは、テーマ側で整えます。

本文エリアのCSS例
.entry-content h2 {
    margin-top: 48px;
    font-size: 28px;
}

.entry-content p {
    line-height: 1.8;
}

.entry-content img {
    max-width: 100%;
    height: auto;
}

本文エリアに共通スタイルを用意しておくと、ブロックで入力された内容も読みやすくなります。

自由度と崩れにくさ

ブロックエディターは自由に編集できる反面、崩れやすくもなります。

たとえば、次のような運用は注意が必要です。

  • 色や文字サイズを編集者が自由に変更する
  • カラムを複雑に組みすぎる
  • 余白をブロックごとに毎回調整する
  • 同じようなCTAをページごとに手作業で作る

よく使う見せ方は、ブロックパターンとして用意すると安定します。

この章のまとめ

  • ブロックエディターは、本文をブロック単位で編集する仕組み
  • クラシックテーマでも、投稿や固定ページの本文でブロックエディターを使う
  • 自由度を高くしすぎると、ページごとに見た目がばらつきやすい
  • テーマ側のCSSで本文エリアの見た目を整える
  • よく使うレイアウトは、ブロックパターン化すると運用しやすい