04. よく使うHTMLタグと意味

この章では、Web制作でよく使うHTMLタグを学びます。

HTMLタグは、見た目ではなく意味で選びます。

同じように表示できる場合でも、情報の意味に合ったタグを選ぶことで、読みやすく、修正しやすいHTMLになります。

見出し

見出しには、h1からh6までのタグを使います。

数字が小さいほど大きな見出しです。

見出し
<h1>サイト全体の主題</h1>
<h2>大きなセクションの見出し</h2>
<h3>セクション内の小見出し</h3>

見出しは、文字サイズを大きくするためだけに使うものではありません。

ページの構造を伝えるために使います。

たとえば、h2の中に含まれる小さな項目はh3にします。

見た目を大きくしたいだけなら、CSSで調整します。

本文と強調

本文にはpを使います。

強調したい言葉には、必要に応じてstrongを使います。

本文と強調
<p>この講座では、HTMLとCSSの基礎を学びます。</p>
<p><strong>見た目ではなく意味でタグを選ぶ</strong>ことが大切です。</p>

strongは太字にするためだけのタグではありません。

意味として重要な言葉に使います。

単に見た目を太くしたい場合は、CSSのfont-weightを使います。

リンク

リンクにはaを使います。

href属性に移動先を書きます。

リンク
<a href="/contact/">お問い合わせ</a>

外部サイトへリンクする場合は、別タブで開くことがあります。

外部リンク
<a href="https://example.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">
    外部サイトを見る
</a>

リンクテキストは、クリック先がわかる内容にします。

「こちら」だけではなく、「お問い合わせフォームへ」のように書くと伝わりやすくなります。

画像

画像にはimgを使います。

srcには画像ファイルの場所、altには画像の代替テキストを書きます。

画像
<img src="./images/service.jpg" alt="スタッフが打ち合わせをしている様子">

altは、画像が表示されない時やスクリーンリーダーで読み上げる時に使われます。

装飾目的の画像で、内容として説明する必要がない場合は、空のaltにすることがあります。

装飾画像
<img src="./images/decoration.png" alt="">

画像が情報を持っているのか、ただの装飾なのかを考えて指定します。

リスト

項目を並べる時は、リストを使います。

順番に意味がない場合はul、順番に意味がある場合はolを使います。

順不同リスト
<ul>
    <li>HTML</li>
    <li>CSS</li>
    <li>JavaScript</li>
</ul>
順序付きリスト
<ol>
    <li>ヒアリングする</li>
    <li>構成を作る</li>
    <li>デザインする</li>
</ol>

見た目として丸を消したい場合でも、情報としてリストならリストタグを使います。

丸や番号の見た目はCSSで調整できます。

セクション

ページのまとまりには、sectionを使うことがあります。

sectionは、見出しを持つような意味のあるまとまりに向いています。

section
<section>
    <h2>サービス内容</h2>
    <p>Webサイト制作、更新サポート、改善提案を行います。</p>
</section>

ナビゲーションにはnav、補足情報にはaside、記事にはarticleを使うことがあります。

タグ用途
headerページやセクションの導入部分
mainページの主な内容
section見出しを持つ内容のまとまり
article独立した記事や投稿
navナビゲーション
aside補足情報
footerページやセクションの下部

最初からすべてを完璧に使い分ける必要はありません。

ただし、何でもdivで囲む前に、意味のあるタグが使えないか考えます。

divとspan

divspanは、それ自体には特別な意味を持たないタグです。

divはブロックのまとまり、spanは文章中の一部を囲む時に使います。

divとspan
<div class="card">
    <h3>制作プラン</h3>
    <p><span class="price">¥120,000</span>から対応します。</p>
</div>

意味のあるタグがない時や、CSSでスタイルを当てるためにまとまりを作りたい時に使います。

ただし、すべてをdivだけで作ると、構造がわかりにくくなります。

buttonとa

クリックできる見た目のものには、buttonaがあります。

役割が違うので、使い分けます。

タグ使う場面
a別ページや別URLへ移動する
buttonページ内で何かを操作する

たとえば、詳しく見るリンクはaです。

メニューを開くボタンはbuttonです。

aとbutton
<a href="/service/">サービスを見る</a>

<button type="button">メニューを開く</button>

CSSで見た目を同じにできても、HTMLとしての意味は違います。

この章のまとめ

  • HTMLタグは、見た目ではなく意味で選ぶ
  • 見出し、本文、リンク、画像、リストは実務でよく使う
  • altは画像の内容や役割に合わせて書く
  • まとまりには、sectionnavなど意味のあるタグを検討する
  • 移動はa、操作はbuttonを使う